家庭料理の本を参考に

これらの家庭料理では、毎日食べても飽きない主食を軸として、おかずを取り揃えて食べられる。なお家庭料理をする一人暮らしの者は、弁当や飲食店などで食事を済ませてしまう者と対比させる意図から調理することを自炊と呼ぶ。

自炊することで調理の手間は掛かるが、生活コストが低減できる効果のほか、自身の生活能力を異性にアピールするような際にも自炊であることが取り沙汰される。


家庭料理の多くでは、調理用熱源が飲食店と比較してやや限定されることもあり、凝った料理がやや簡素化されるといった改変も見られる。こういった家庭的な合理主義の延長で、家庭料理はその家々で様々な変化の余地があるため、これがいわゆる「おふくろの味」として持て囃される傾向も見られないではない。

定番のだし巻き卵焼き

作り方は卵は黄身・白身を混ぜ(黄身は割りほぐして白身とよく混ぜ合わせる)、

それにだし汁を加え、油を敷いたフライパンなどを使って焼く。

飲食店などでは焼く際には「巻き焼き鍋」と呼ばれる銅製の四角い鍋を使うことが多い。

関東では関西よりも幾分横幅が大きく、縦幅が小さい巻き焼き鍋を使う。

また、より簡単に巻ける底が波形になったフッ素樹脂加工された鍋なども市販されている。

焼き上がり後には巻き簾で形を整え冷まして完成となる。

日本料理でおもてなし

日本料理とは、特に日本でなじみの深い食材を用い、日本の国土、風土の中で独自に発達した料理をいう。

日本食、和食とも言われ、生食や素材の味を重視し、繊細な盛り付けた点がおおまかな特徴とされている。

日本国外においては、寿司および刺身、蕎麦、天ぷらなどがよく知られる。

なお、オムライス、ハヤシライス等のいわゆる「洋食」は日本で独自の発達を遂げた料理であるが、通常は和食と呼ばない。

料理は心で決まる

加工には加熱、発酵、冷却、撹拌など様々なものがある。この加工の過程は「調理」というが、区別されず「料理する」と呼ばれることもある。加工のうち、特に加熱されたものを「料理」とし、加熱されていないものを「生」(なま)と呼んで対照する場合もある。
民族、人種、地域などにより、使用する食材・調味料などが大きく異なり、調理法にも差がある。同一民族内の階層によって異なる料理が存在する例もある。特に君主や貴族などがある場合、特殊な料理が発達する例が多く、それらは宮廷料理などと呼ばれる。


また、同じ食材でも多種多様な料理がある。それらは地域や民族による調理法や主食などとの関連、入手可能な調味料などの食材の差、気候との関連、あるいは宗教的等の制約によって異なる。
料理と類似するものに菓子があるが、多くの文化において料理とは別のものと考えられることが多い。主に食事として食べるためのものか、間食として食べるためのものかの違いによるが、例えば「お好み焼き」のように、意見が分かれているものもある。
主食とする食品についても、料理に入るかどうかは明確に判別されていない。




インド料理と言えば、これ!

インドの「カレー」は18世紀に英国に紹介されて評判となったが、香辛料の使用に慣れていない一般的なイギリス人にとって、インド人のように多様な香辛料を使いこなすことは至難の業だった。そこでC&・B社は、あらかじめ複数のスパイスを調合した「カレー粉」を開発し、「C&・Bカレーパウダー」という名称で売り出した。これにより「カレー」は英国の家庭料理として着実に普及した。そして1810年にはオックスフォード英語辞典に「カレーパウダー」の語が登場するに至る。


インドの「カレー」が野菜や豆など様々な食材を用いるのに対して、イギリスの「カレー」は牛肉を使ったものが有名である。これはかつてイギリスの上流家庭で、日曜日に大きなローストビーフを焼く習慣があったためである。その肉を一週間かけて食べるのであるが、それに掛けるソースのひとつとして、あるいは再び温め直して食するために、「カレー」が存在した。



しかし、この習慣が失われた現在では家庭料理としての「カレー」はほぼ廃れた状態であり、食堂の日替わりメニューにときどき登場する程度の存在になっている。
第二次世界大戦後に南アジアからの移民を大量に受け入れたイギリスにはインド料理店がたくさんあり、イギリス発祥のチキンティッカマサラが国民食となるほどの人気を博している。こうした環境が、家庭料理としての「カレー」が廃れた原因のひとつとも言える。